Flowsquare+ 詳しい使い方！ 初心者向け 改訂版 第2回

解析の始め方

前回はインストールからライセンス認証までを説明しました。
今回は解析の設定をしていきます。

今回はわかりやすくするためにNora Scientificから提供されているファイルを解析に使用します。

3dmodel

パラメータ

事前にこの２つをダウンロードしFSP.exeと同じ階層においておいてください。

1.解析ファイル名の設定

まずはFSP.exeを起動するとこの画面になります。

test f1と入力されている部分に任意の解析ファイルのファイル名を入力します。
モードはシミュレーションモードを選択し次に進んでください。

・Simulation mode:シミュレーションを開始するモードです。

・Analysis mode:解析済みのファイルで結果を解析します。

2.3Dモデルのインポート

使用する3Dモデルは先述のものを使用します。
本来はSTLモデルの修正が必要ですがこのモデルは修正済みなのでそのまま使用していただいて大丈夫です。

ご自身で用意されたモデルを使用する場合は修正が必要ですがさほど細かくない場合はしなくて大丈夫です。

修正が必要な場合はこちらを参照して下さい。

まずはSTLのファイル名を必ず　bc.stl に変更してください。拡張子を表示していない場合はbcとだけ入力してください。

ここまで完了したら画像のような画面になっているはずですのでドラッグアンドドロップでインポートしてください。

3.境界条件の設定

境界の条件を設定します。

それぞれの意味はこのイラストなままなのですが水色の面が動いている面、Wallがそのままの意味で壁になっており、何もない部分は何もありません。

今回はF1を道路の上で走らせると考え地面の部分も動く右から二番目の境界条件を選択し次に進みます。

4.パラメータの設定

ここでパラメータの設定をしますが目的によって様々に変わりますが今回はそのまま次に進みます。

パラメータの設定の詳細は次回以降まとめる予定です。

5.STLモデルの位置合わせ

次の画面ではSTLモデルの位置合わせですが今回は位置があっているはずなのでそのままで大丈夫ですが必要な場合は移動しますが矢印にカーソルを合わせSHIFTを押しながら動かすと移動させることができます。向きは右下のボタンで変えることができます。

6.解析の開始

ここまできて次へ進むと解析が開始されます。

解析が進むと画像のような感じになります。

今回のパラメータの設定では1000stepsまで進むと終了します。

 

今回はここまでです。

次回はパラメータ設定についての詳細とインターフェスについて説明していく予定です。

この記事の前の第１回の記事はこちら

これまでの改定前のFlowsquareについての記事はこちらにまとめてあります。改訂版も随時更新次第まとめ記事に追加していきます。

もし質問などがありましたらコメント欄に書いていただけましたらわかる範囲で答えさせていただきます。

Flowsquare+ 詳しい使い方！ 初心者向け 改訂版 第1回

Flowsquare+の使い方

今回からFlowsquare+の詳しい使い方について書いていきます。
すでにこれについての記事は既にありますがブログ初期に書いていて構成が気に入らないのと文字数を気にして記事の別れ方が不自然なので新しく改訂版をより詳しく書いていきます。

今回はFlowsquare+とは何か、ライセンス発行、認証、インストールの説明をしていきます。

Flowsquare+って？

Flowsquare+とはCFDのソフトウェアです。
CFDとは数値流体力学と言って流体を解析することができます。
通常CFDは1ライセンス100万位するものなど通常一般人には手が出ないようなまして趣味でできるようなものではありません。
恐らく一度位見たことがあるこんな画像↓

もCFDを使って解析し作成されています。
こんなことが無料でできるのがFlowsquare+です。

ライセンス発行

Flowsquare+を使うにはライセンスが必要！

Flowsquare+を使うにはライセンスが必要です。無料でライセンスなしでも使うことは可能ですがいろいろと不便ですのでできれば発行したほうがいいとです。
価格も学生なら0円ですし一年1000円のライセンスでも2次元出力が無制限ですのでそれでも発行することをお勧めします。
今のところ3次元出力はそこまで使っていないので一年1000円でも十分に使えます。

ライセンス発行の仕方

1. ここにアクセスしてページ下部でライセンスの形態を選択してください。無料ではないライセンスの場合、選択した後でPaypalのボタンを押して支払いしてください。ここでは自分は学生なので学生ライセンスで進めていきます。

   

2. フォームに情報を入力し次に進むと確認画面へ進見ますので指示に従って発行してください。

   

3. ライセンスキーの発行が終わるとメールにライセンスキーが届きますので確認してください。迷惑メールのところに入っているかもしれないので来ない方はそちらも確認してください。

   

これでライセンスの発行は完了です。

インストール方法

ここではChromeを使用してインストールしていきます。

1. ここから規約に同意しダウンロードを押してください。
2. ZIPファイルがダウンロードされるので解凍してください。FSPというファイルができます。これでインストールは完了です。

FSPファイルの中のFSP.exeがソフトウェアになります。

ライセンス認証

ライセンス認証は簡単です。先ほどのソフトを開くとすぐにライセンス入力の画面が出てきますので発行時のライセンスを貼り付けてください。Enterを押すと認証完了です。

 

今回はここまでです。

次回は解析開始までの準備を説明する予定です。

この記事の続きの第二回はこちら

これまでの改定前のFlowsquareについての記事はこちらにまとめてあります。改訂版も随時更新次第まとめ記事に追加していきます。

もし質問などがありましたらコメント欄に書いていただけましたらわかる範囲で答えさせていただきます。

Flowsquare＋ 記事移行のお知らせ

記事のリンクを移行しましたのでFlowsquare関連記事のまとめ記事に移動していただけると幸いです。

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