Flowsquare+ 初心者 向け!徹底解説~第3回~ 無料の流体解析
解析を始める!~続き~
まず第二回からだいぶ時間が経ってしまい申し訳ありません。自宅待機が終わり時間がなく書けませんでしたが余裕ができましたので再開させていただきます。
今回は第二回の続きから説明していきます。
パラメータの設定
前回のシミュレーションモードの選択をした後Enterキー(→ボタンも可)
そうするとこんな感じの画面が出てきますがモードの詳細が書かれていますが特にすることはないのでエンターを押していただいて結構です。
次はこの画面ですがここではパラメータの設定をしていきます。
この画像はご自身で最適化していただく必要がありますがやってみるだけならそのままでも大丈夫です。では一つずつ説明していきますが、あまり使わないものは割愛します。
cmode
0 流体解析モード(密度一定の液体、及び気体用)
1 熱流体解析モード(温度変動のある理想気体を仮定)
この項目はおそらく皆さん空気中とか水中のシミュレーションだと思いますので特に使わないので0にしておいてください。
parallel
ほぼ使いません。もしPCのCPUがメニーコアで計算が遅いなーとおもったら数字をあげてみてください。
早くなるかもしれません。ただ6コア以上は最適化されていないようですのでいずれのアップデートを期待しましょう。
npx,npy,npz
シミュレーション空間の分割数を設定します。
説明しにくいのですが空間においての解析の解像度とでもいうのでしょうか、数値をあげれば上げるほど細かく解析されます。
ただこの数値を上げれば上げるほど計算にかかる時間は増えるので闇雲に上げないよう気をつけてください。
普通事項のシミュレーション空間の広さとx.y.z比を統一します。
nx,ny,nz
シミュレーション空間の広さを設定します。単位はメートルです。ご自身の3Dモデルのサイズと解析の仕方に合わせていい具合にしてください。
sts
シミュレーションを途中から再開するときに使いますが、今回は最初からなので0で大丈夫です。
latts
どこまでシミュレーションをするかを指定します。やってみるだけならとりあえず100にしておいてください。
単位はstepですがシミュレーションにおいての時間みたいな感じと思っていればいいです。
nfig
何ステップごとに画像を出力するかを指定します。0にすると毎ステップになりますがかなり重くなります。初期値で大丈夫です。
nfile
瞬間結果ファイルというものの保存頻度を指定します。あとから結果を解析モードで見返す時の時間の間隔が変わります。0は毎ステップです。
これも初期値でいいかと思われます。解析を使うようになったら考えてみてください。
presW
解析空間の気圧を指定します。初期値は空気です。
主に使うパラメータは上記の通りです。基本的には初期値で行けると思いますが自分でカスタムしてみるのも面白いですよ。
パラメータについてのこの記事は公式サイトを参考にしていますが公式サイトではむつかしいので簡単なイメージで説明していますので若干ニュアンスが異なるかもしれません。質問ご要望があればコメント欄でお願いいたします。
今回はここまでです。次回には解析が開始できると思います。また時間がかかるかもしれませんがお待ちいただけると幸いです。
補足
計算時間はパラメータに結構左右されますので参考に私のPCのスペックと計算時間を掲載しておきますので参考にしてください。
使用したモデルは公式サイトのF1の解析ファイル一式でパラメータは画像の通りです。
この条件でXeon E3-1260L メモリ32GB のPCで大体24分かかります。
ちなみに今のところGPUは計算に使用されません。
おしらせ
前回の第二回のURLが変更になっています。ブックマークなどされていた方は申し訳ないのですがやり直しをお願いいたします。